当社で製造販売をしているブロック製品
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2A-350粗面型製品
当社で製造している粗面型ブロックは次の2種類です。
・2A-350ブロック
・溶融スラグを使用した2A-350エコブロック

2A-350粗面型製品施工現場

粗面型製品

粗面型製品
6A-500
耐震自立型高流度エコブロック擁壁
山梨県リサイクル認定製品および新商品生産による新事業分野開拓者認定製品
本製品は、使用される場所や周囲の景観に配慮するために、ブロックの表面には天然玉石および雑割石などを樹脂製型枠に模写し、コンクリートに顔料などを添加して製造されています。
従来の土木用コンクリート積みブロックは、そのほとんどが控えの長さが350mmであり、近年では地震による倒壊などによって、その構造上の安全性が問題になっていました。
本製品は、JISA5371規格の6A(450×300)で、控えの長さを最長の500mm、かつ形状を自立型として、一日の最大施工高を3m以上確保できるようにし、胴込めコンクリートと一体化させることができるため、重力式コンクリートもたれ擁壁と比較しても遜色のない構造物として機能します。


ブロックの控え尻には四面に勘合を設けることによって、ブロックとブロックが背面土圧によって滑り出すのを防止できるように設計されています。また、控え尻の四隅は、裏込めコンクリートとも一体化させるためのきっかけを設けていま。
ブロックの製造方法は、あらかじめ決められた示方配合によって混練された、流動化コンクリート(自己充填コンクリート)を型枠から脱型して完成させます。
ブロックの質量が1個当たり75kgと重いので、人力ではなくユニックおよび重機などを使用しての施工となるため、自立勘合付きブロックという形状が、作業性や施工性を向上させ、1日当たりの施工面積が増大し、工期の短縮にも充分寄与できる製品です。


一般廃棄物から製造された水砕容融スラグを、細骨材量の25%使用することによって、廃棄物処分場の延命など、地域社会に貢献することにもなります。尚、水砕容融スラグはJISA5031の基準を満たした日本工業規格適合性認証取得製品であると同時に、「山梨県容融スラグ利用指針」並びに「山梨県容融スラグ利用ガイドライン」のいずれにも適合した製品です。
平成21年9月7日付けで山梨県知事より、新商品による新事業分野開拓者認定を取得いたしました。
基礎工図および寸法表

勾配 | H | B | a | b | c | d | e | f | h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01:00.3 | 450 | 1.114 | 500 | 479 | 135 | 306 | 402 | 48 | 144 |
01:00.4 | 500 | 1.164 | 500 | 464 | 200 | 314 | 407 | 93 | 186 |
01:00.5 | 550 | 1.222 | 500 | 447 | 275 | 326 | 415 | 135 | 224 |
積上げ段数別法長表(参考)

【計算式】
1段ごとに伸長する法長=a/√2=0./1,4142=0.318
N=施工長÷0.424
法長 (m) |
段数 | 正角 | 五角 | 側面 | 隅 | |
---|---|---|---|---|---|---|
大 | 小 | |||||
0.52 | 0 | 0 | 2N-1 | 0 | 1 | 1 |
0.83 | 1 | N-1 | 2N | 0 | 2 | 2 |
1.148 | 2 | 2N-1 | 2N-1 | 2 | 1 | 1 |
1.466 | 3 | 3N-2 | 2N | 2 | 2 | 2 |
1.784 | 4 | 4N-2 | 2N-1 | 4 | 1 | 1 |
2.102 | 5 | 5N-3 | 2N | 4 | 2 | 2 |
2.42 | 6 | 6N-3 | 2N-1 | 6 | 1 | 1 |
2.738 | 7 | 7N-4 | 2N | 6 | 2 | 2 |
3.056 | 8 | 8N-4 | 2N-1 | 8 | 1 | 1 |
3.374 | 9 | 9N-5 | 2N | 8 | 2 | 2 |
3.692 | 10 | 10N-5 | 2N-1 | 10 | 1 | 1 |
4.01 | 11 | 11N-6 | 2N-1 | 10 | 2 | 2 |
4.328 | 12 | 12N-6 | 2N | 12 | 1 | 1 |
4.646 | 13 | 13N-7 | 2N-1 | 12 | 2 | 2 |
4.964 | 14 | 14N-7 | 2N | 14 | 1 | 1 |
5.282 | 15 | 15N-8 | 2N-1 | 14 | 2 | 2 |
5.6 | 16 | 16N-8 | 2N | 16 | 1 | 1 |
5.918 | 17 | 17N-9 | 2N-1 | 16 | 2 | 2 |
6.236 | 18 | 18N-9 | 2N | 18 | 1 | 1 |
6.554 | 19 | 19N-10 | 2N-1 | 18 | 2 | 2 |
6.872 | 20 | 20N-10 | 2N | 20 | 1 | 1 |
7.19 | 21 | 21N-11 | 2N-1 | 20 | 2 | 2 |
法勾配表
勾配 | 法長係数 (直高1=対) |
勾配 | 法長係数 (直高1=対) |
||
---|---|---|---|---|---|
称呼 | 記号 | 称呼 | 記号 | ||
一分 | 01:00.1 | 1.005 | 一割三分 | 01:01.3 | 1.64 |
一分五厘 | 01:00.2 | 1.011 | 一割四分 | 01:01.4 | 1.72 |
二分 | 01:00.2 | 1.02 | 一割五分 | 01:01.5 | 1.803 |
二分五厘 | 01:00.3 | 1.051 | 一割六分 | 01:01.6 | 1.887 |
三分 | 01:00.3 | 1.044 | 一割七分 | 01:01.7 | 1.972 |
三分五厘 | 01:00.4 | 1.059 | 一割八分 | 01:01.8 | 2.059 |
四分 | 01:00.4 | 1.077 | 一割九分 | 01:01.9 | 2.147 |
四分五厘 | 01:00.4 | 1.097 | 二割 | 01:02.0 | 2.236 |
五分 | 01:00.5 | 1.118 | 二割一分 | 01:02.1 | 2.326 |
六分 | 01:00.6 | 1.166 | 二割二分 | 01:02.2 | 2.417 |
七分 | 01:00.7 | 1.221 | 二割三分 | 01:02.3 | 2.509 |
八分 | 01:00.8 | 1.281 | 二割四分 | 01:02.4 | 2.6 |
九分 | 01:00.9 | 1.345 | 二割五分 | 01:02.5 | 2.693 |
一割 | 01:01.0 | 1.414 | 二割六分 | 01:02.6 | 2.784 |
一割一分 | 01:01.1 | 1.487 | 二割八分 | 01:02.8 | 2.975 |
一割二分 | 01:01.2 | 1.562 | 三割 | 01:03.0 | 3.162 |
標準施工歩掛表 (1m2あたり)
名称 | 規格 | 数量 | 単位 |
---|---|---|---|
ブロック | 450x300x500 | 7.4 | ヶ |
胴込 コンクリート |
– | 0.31 | m3 |
積上 | – | 0.09 | 人 |
土工 | – | 0.3 | 人 |
名称 | 規格 | 数量 | 単位 |
---|---|---|---|
ブロック | 450x300x500 | 7.4 | ヶ |
胴込 コンクリート |
– | 0.31 | m3 |
積上 | – | 0.07 | 人 |
土工 | – | 0.23 | 人 |

施工割付図(参考)

付属書4(規定)ブロック式擁壁類
1.適用範囲
この付属書はJISA5371に規定するプレキャスト無筋コンクリート製品のうち、主として道路、河川、宅地造成などに用いるブロック式擁壁のⅠ類およびⅡ類について規定する。
2.種類
ブロック式擁壁類の種類は付属書4表1による。尚、I類は付属書4表2による。
【付属書4表1】ブロック式擁壁類の種類
大分類 | 小分類 |
---|---|
ブロック式擁壁類 | 積みブロック |
大型積みブロック | |
その他 |
【付属書4表2】ブロック式擁壁類I類の種類
種類 | 大きさによる区分 | 質量による区分 | 詳細 |
---|---|---|---|
積みブロック | 0.5平米未満 | AおよびB | 推奨仕様4-1による |
積みブロック | 0.5平米以上 | Aおよ+C30びB | 推奨仕様4-2による |
3.性能
ブロック式擁壁類の性能は、付属書4表3の規定に適合しなければならない。
【付属書4表3】ブロック式擁壁類の性能
性能項目 | 性 能 | 性能照査方法 |
---|---|---|
使用状態性能 | 使用時に想定される常時の荷重に対して安全であり、ひび割れが発生してはならない。 | 設計図書または付属書4の5による。 |
耐久性能(1) | 想定される劣化作用に対して、耐久性を保持しなければならない。 | 設計図書または実績による。 |
施工性能 | 運搬、設置、組立などの施工性を確保しなければならない。 | 設計図書または実績による。 |
注意(1)
耐久性の確認は、水セメント比および空気量が同時な類似製品の実績から判断してもよい。
【備考】
Ⅱ類の性能項目は受渡当事者間の協議による。
4.形状、寸法および寸法の許容差
Ⅰ類は、設計思想に差がなく、性能(品質)および性能(品質)照査方法が同じであれば、所要の性能を満足する範囲で購入者の要求によって、基準寸法を10%以内で変更できます。
形状
a)積みブロック 積みブロックの形状を、付属書4参考図1に示す。
【付属書4表4】積みブロックの寸法および寸法の許容差 単位/mm
種類 | 幅 | 高さ | 控長 | ||
---|---|---|---|---|---|
積みブロック | 長方形 | 寸法 | 350~500 | 250~350 | 350~500 |
許容差 | ±3 | ±3 | ±3 | ||
正方形 | 寸法 | 350~500 | 250~350 | 350~500 | |
許容差 | ±3 | ±3 | ±3 | ||
正六角形 | 寸法 | 190~250(一辺の長さ) | 350~500 | ||
許容差 | ±3 | ±3 | ±3 |
【備考】
1.面には、実用上差し支えない範囲で適当な凹凸を設けられます。
2.面には面取りを施してもよい。
3.面取りに相当する部分は、控長に含めます。
4.施工目地などを考慮した面寸法のものも含めます。
5.幅、高さ、控長は付属書4参考図2を参照する。
b)大形積みブロック 大形積みブロックの寸法および寸法の許容差は、付属書4表5による。<
【付属書4表5】大形積みブロックの寸法および寸法の許容差 単位/mm
種類 | 幅 | 高さ | 控長 | ||
---|---|---|---|---|---|
積みブロック | 長方形 | 寸法 | 1000~2000 | 500~1200 | 350~1500 |
許容差 | ±5 | ±5 | 10 -5 |
||
正方形 | 寸法 | 1000~1500 | 1000~1500 | 350~1500 | |
許容差 | ±5 | ±5 | 10 -5 |
【備考】
1.面には、実用上差し支えない範囲で適当な凹凸を設けることができる
2.面には面取りを施してもよい。
3.面取りに相当する部分は、控長に含めることができる。
4.施工目地などを考慮した面寸法のものも含めることができる。
5.幅、高さ、控長は付属書4参考図2を参照する。
5.試験方法
圧縮強度試験
圧縮強度試験は、JISA1132およびJISA1108による。
【備考】
試験機は、JISB7721に規定する1等級以上試験機またはこれと同等以上の許容値があるものを使用する。
6.試験方法
圧縮強度試験
コンクリートに使用する材料および製造方法は、JISA5364による。
圧縮強度試験
コンクリートの圧縮機能は、製品と同一養生を行った供試体の圧縮強度、または製品からコアを抜き取った供試体の圧縮強度で検証し、製品出荷時において、付属書4表6の値を満足しなければならない。
【6A-500耐震自立型ブロック擁壁高さの検討】
検討条件 | 路側側を想定 | 土留め側を想定 |
---|---|---|
法勾配 | 01:00.3 | 01:00.3 |
土裁加重 | w=10KN/m2 | w=0KN/m2 |
背面土砂盛土 | 水平 | 水平 |
土の単位体積質量 | r=19KN/m2 | r=19KN/m2 |
背面土砂の内部摩擦角 | 30度 | 30度 |
主動土圧 | クローン土圧 | クローン土圧 |
最大地盤反力度 | 300KN/m2(常時) | 300KN/m2(常時) |
よって限界高さ | H=2.1m | H=3.4m |
検討条件 | 路側側を想定 | 土留め側を想定 |
---|---|---|
法勾配 | 01:00.4 | 01:00.4 |
土裁加重 | w=10KN/m2 | w=0KN/m2 |
背面土砂盛土 | 水平 | 水平 |
土の単位体積質量 | r=19KN/m2 | r=19KN/m2 |
背面土砂の内部摩擦角 | 30度 | 30度 |
主動土圧 | クローン土圧 | クローン土圧 |
最大地盤反力度 | 300KN/m2(常時) | 300KN/m2(常時) |
よって限界高さ | H=3.7m | H=5.1m |
検討条件 | 路側側を想定 | 土留め側を想定 |
---|---|---|
法勾配 | 01:00.5 | 01:00.5 |
土裁加重 | w=10KN/m2 | w=0KN/m2 |
背面土砂盛土 | 水平 | 水平 |
土の単位体積質量 | r=19KN/m2 | r=19KN/m2 |
背面土砂の内部摩擦角 | 30度 | 30度 |
主動土圧 | クローン土圧 | クローン土圧 |
最大地盤反力度 | 300KN/m2(常時) | 300KN/m2(常時) |
よって限界高さ | H=6.1m | H=7.6m |

6A-500耐震自立型ブロック擁壁施工現場
耐震自立型ブロック擁壁は、従来の積みブロックの欠点であった中抜け現象を確実に止め、擁壁として一体の構造物となります。
南部町内船県道富士川身延線6A-500耐震自立型ブロック擁壁施工現場

正面からの写真

この施工現場は、山梨県南部町内船のもたれ擁壁工事の写真です。
身延町大島片田邸6A-500耐震自立型ブロック擁壁施工現場

片田邸反対側からの写真

この施工現場は、山梨県身延町大島片田邸の土留ブロック積み擁壁工事の写真です。
佐野邸6A-500耐震自立型ブロック擁壁施工現場


この施工現場は、山梨県身延町和田佐野邸の土留ブロック積み擁壁工事で正面部分の写真です。